日本株の日足データを収集する方法について紹介します。
株価データは、無料公開されているものから、有料で公開されているものまで様々です。
各サイトの規約をしっかり読んだ上で、自分の利用に合ったものを選ぶようにしましょう。
日足データを取得できるサイト
みんかぶ
無料で銘柄ごとに株価をチャート表示できるページがあります。(銘柄ページを表示して「時系列」をクリックします)
調整後終値のデータも提供しています。
ページ表示時には約1カ月分の日足データを閲覧でき、それ以前のデータはボタンをクリックすると1カ月分ずつ追記されていきます。
スクレイピングの禁止はなさそうなので、自動化も可能かと思います。
ただしスクレイピングで自動取得する場合には、サイトがJavaScriptで日足データを追加で表示しているため、技術的には少し難しめかと思います。
株探
無料で銘柄ごとに株価をチャート表示できるページがあります。(銘柄ページを表示して「時系列」をクリックします)
調整後終値のデータは提供していないようです。
スクレイピングの禁止はなさそうなので、自動化も可能かと思います。
株式投資メモ
無料で銘柄ごとに、CSVファイルをダウンロードすることができます。
調整後終値の反映タイミングは不規則なので、場合によっては個別で修正する必要があります。
APIは用意されていないようなので、自動化するにはスクレイピングを使用するしかなさそうです。
日本経済新聞
無料で銘柄ごとに株価をチャート表示できるページがあり、約1カ月分の日足データを閲覧可能です。(銘柄ページの「株価タブ」をクリックします)
スクレイピングの禁止はなさそうなので、自動化も可能かと思います。
Yahoo!ファイナンス VIP倶楽部
月額1,980円で、日本株データを銘柄ごとにCSVファイルをダウンロードできます。
調整後終値のデータも提供しています。
スクレイピングや商業利用は禁止されているので、ルールを守って使用するようにしましょう。
KABU+, CSVEX
KABU+では、日足データをCSVファイルのダウンロードが可能です。そのほかにも投資指標となるデータもダウンロード可能です。
XSVEXではAPI公開されており、CSVファイルやJSON形式での取得が可能です。
アカウントは、KABU+とXSVEXで共通となっていて、会員プランはスタンダード会員で1,650円からとなっています。
注意点としては、調整後終値のデータは提供されていないので、自分で修正する必要があることです。
またAPIは、1時間あたりの呼び出し回数に上限があるので、過去のデータまで取得した場合には時間がかかります。(スタンダード会員は1時間あたり6回)
Quandl
外国のサイトになりますが、API提供されています。RESTのほかに、Python、R、Ruby、Excelで取り扱うことができます。
残念ながら、無料の日本株データは2017年末でデータの更新が止まっています。
有料の日本株データもありますが、こちらも2018年末でデータの更新が止まっています。(480ドル/年)
注意点としては、こちらも調整後終値のデータは提供されていないので、自分で修正する必要があることです。
無料でデータを一度に取得できるので、過去データの自動取得には良さそうです。
まとめ
日本株価の日足データを取集できるサイトをまとめました。
日足データを収集する選択肢はあまり多くなく、調整後終値のデータまで自動取得しようとすると、スクレイピングが必要になります。
近年フィンテックが話題になっていますが、株価データのAPI公開をしてほしいところです。